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梅雨の合間に北岳登山

更新日:2020年3月14日

うちの職場では、月に一度は年休を取るように言われます。そこで特に予定もなかったのですが、23日を年休消化日にしていました。


そしたら、23-24日は2日続いて絶好のお天気じゃありませんか!

これは神様からの贈り物、山に行かなくっちゃ~。

ということで、以前より一度登りたかった北岳にGo!

いつものとおり前日車中泊。朝5時30分の芦安駐車場発のバスに乗る予定でしたが、なんと目覚めたら5時30分。あ~やっちまった・・・当然バスには間に合いません。


今更焦っても仕方ないので、ゆっくり用意して、7時10分の乗合タクシーで

広河原に向かいます。広河原から見た北岳、遠いなあ。

吊橋を通って広河原山荘側に行き、そこから登山道へ。


今回は特別に、芦安駐車場に山岳連盟の方が朝から待機していて、「今年は残雪が多く、大樺沢・八本歯のコルは落石等危険が多いので、できるだけ通らないように」と注意を受けました。仕方ないので、白根御池小屋・草すべりコースを行くことに。

登山道入り口に咲いていたクリンソウ。

北岳は標高3,193m、日本で2番目、富士山の次に高い山です。 あの「平家物語」にも「手越を過ぎて行きければ北に遠ざかりて、雪白き山あり」と出てくるほど、古くから知られた山です。

その登山道は急登の連続、ここまでキツイとは思いませんでした。

8時過ぎに広河原を出て、白根御池小屋まで約3時間。ほぼコースタイムどおりですが、かなりバテバテ。お天気が良いこともあり、汗だくです。


しかし、まだ時間は11時。焦らず休み休み、肩の小屋まで頑張りましょう。

ところが次に出てきたのが、その気持ちが萎えてしまいそうなほどの急峻草すべり。あちこちに残雪もあり、とにかく歩きにくい、すべりやすい。

ずり落ちない様に、目いっぱい神経を使って登りました。

そして3時間かかって、やっと小太郎尾根分岐点へ。

目の前には、雄大な北岳がそびえています。


うわ~格好いい!あと30分頑張れば山小屋だ!

ここで同じコースを登っていた方が、「あ!猿!」と驚かれたので、そちらを見ると、確かに猿がいました。


猿の生息域は標高2,000mくらいまでだと思っていましたが、ここは標高約2,800mです。少し前に雷鳥の雛が猿に捕食されているとニュースになっていましたが、これほどの高地でも生息できるとは。今は信州大の教授がプロジェクトチームを作って、雷鳥の保護に務めてくださっているようです。

肩の小屋までの尾根道には、キバナシャクナゲが群生しています。

北岳は花の山としても有名で、すばらしいお花畑が広がります。

しかし私には、お花畑を楽しむ余裕もなく、疲れ切った足を引きずりながら「まだ急登が続く?」とブチブチひとりごちながら、肩の小屋へ。

そして15時、休憩を入れてほぼ7時間。予定どおり肩の小屋に到着。

あ~疲れた!本日の宿泊客20名ほど、ゆったり眠れそうです。

そして北岳は24日が開山祭りだとかで、夕食には小屋からの好意でワインが振舞われました。これが美味しかった~!


体もクタクタ、その上美味しいワインをいただいたので、19時に就寝。

明日はキタダケソウを・・・。

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