年々体力の衰えを感じ、登山もそろそろ限界かな?とは思っていましたが、今年は更にコロナの影響プラス母の認知症悪化で、全くと言っていいほど山歩きができません。
コロナ太りに加え体力の著しい低下、このまま山に行けないで終わるのかな・・・。山小屋泊りはできなくても、最後に八方尾根に行きたい。そこで夜行日帰りの強行登山を計画し、お盆休みに行ってきました。
夜23時に新宿から夜行バスで出発、朝5時半に白馬八方に到着しました。始発のゴンドラに乗りウサギ平へ。ウサギ平では牛が放牧されていて、なんとのどかな景色でしょう。
ウサギ平から二つのリフトを乗り継ぎ、一気に標高1,830mまで登ります。
リフトから見える雲海、あ~来て良かった!
目の前には白馬連山が広がります。
八方尾根は木道が整備され、歩きやすいトレッキングコースになっています。
左手には数年前に登った白馬五竜、鹿島槍ヶ岳が。
約1時間半で八方ケルンに到着。
この時、後ろを歩いていた方が「彩雲だよ、見てごらん」と教えてくださいました。その方の指さす方向を見上げると、雲に隠れた太陽が7色のプリズムを描き出しています。
彩雲は吉兆とも地震の前兆ともいわれますが、美しい彩雲が見られてラッキー!
八方ケルンから木道に沿って八方池に向かいます。
歩き始めから約2時間、八方池に到着しました。今日は風が強く、ただ立っているだけでよろめくほどです。風速10m以上?涼しいどころか寒いほどで、私もソフトシェルを羽織りました。ダウンを着込んだ人も見えます。
まだ時間も早いので、丸山ケルンまで足を延ばそうと、唐松岳方面を登り始めました。
が風が強すぎる!細いガレ場を歩くのに、風で吹き飛ばされそうです。しばらく立ち止まって耐え、様子を見ながら少しずつ登ります。
吹きっさらしの尾根歩きは、寒い、ふらつきが怖い。30分ほど登りましたが、身の危険を感じ、ここで断念。
諦めて八方池上の第3ケルンを目指します。
眼下に見える八方池。今日は強風で波立って、映り込みがありません。
帰りのバスは15時半。それまで時間がたっぷりあるので、ゆっくり景色を楽しみながら八方を満喫します。
雲海デッキでは、左手に白馬連山
右手に白馬村の全容が眺められます。
ウサギ平にある白馬マウンテンビーチでのんびりお茶を飲み、14時下山。八方の湯で汗を流した後バスで帰宅しました。
バス発着の新宿は猛暑でしたが、八方では涼しくのんびりした時間を過ごすことができ、ストレス発散できました。山の景色は、私にとってオアシスです。
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