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キタダケソウ

更新日:2020年3月14日

山小屋の朝は早く、朝5時に朝食。最近の山小屋のお食事は、どこもすばらしく昨夜もご馳走でした。朝から旅館並の食事がいただけます。

食事が終わったら準備をして、5時半に山頂に向けて出発しました。

キタダケソウは北岳固有のお花です。ここでしか見ることができません。

肩の小屋を裏手から山頂に向けて、岩だらけの山道を登ります。

約50分で登頂、やった~!ここより高い場所は富士山だけです。

お天気に恵まれ、北アルプスから南アルプスまで360度の絶景パノラマ。

登頂記念に写真を撮って頂きましたが、残念、寝てる~。

山頂から見える富士山、雲の上に浮かんでいます。

キタダケソウは、ここから更に北岳山荘の方へ下った途中にあるとかで、30分ほど下っていきます。この途中に深い雪渓があり、そのトラバースが怖かった~。昨年はここで一人亡くなったそうです。

眼下に見えるのが北岳山荘。体力があれば、1日目にここまで来たかったのですが、私には肩の小屋までが限界でした。

北岳山荘に向かう途中から、八本歯のコル方面へ少し下ると、そこにはお花畑が広がっていました。キタダケソウの群生です。

キタダケソウは、一見するとハクサンイチゲと見間違えそうなほど、良く似ていますが、花弁がギザギザなのが特徴です。

キタダケソウだけではなく、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、

イワベンケイ、ミヤマキンバイ、ツガザクラなども咲いていました。

すばらしいお花畑を見ることができ、大満足。

北岳の山頂から見守るお地蔵様、ありがとうございました。

再度山頂へ、それから小屋に取って返し、8時半に下山開始。

肩の小屋の向こうには、甲斐駒ヶ岳、そして八ヶ岳連峰。

帰りは、昨日は危険と言われて回避した二股・大樺沢経由で。

イワヒバリが飛び交う中、ゆっくりと下っていきます。

こちらの道も急こう配、雪渓が至る所に残り、アイゼンは必須。

大樺沢には大規模な雪渓があり、途中夏道もありますが、雪渓下り。

良いお天気に恵まれたせいで雪は表面がズルズル、神経を使いながらゆっくり降りてきました。おかげで膝はガクガクです。


でも大雪渓の先に聳える北岳、本当に格好良い。あそこに登ったんだと思うと感慨もひとしおです。下山もコースタイムどおり4時間で到着。


今回の北岳登山では、単独登行の女性が多いことに驚きました。

特に下山途中で出会った、明らかに75は過ぎているだろうと思われるご年配の女性が、単独で登られている姿には、不安も感じました。


若い人の中には、日帰り強硬登山をされる方もいらっしゃいますが、北岳は急登の連続で、無理をすると大事故に繋がりかねません。

自分の体力を過信せず、無理のない計画で山登りを楽しもうと、改めて肝に銘じました。


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