大雪渓は急こう配で、ここだけで標高差600m、3.5kmあります。途中休み休み、なんとか大雪渓をクリア。
大雪渓を越して、葱平(ねぶかびら)へ到着。そこにはこんなネギ坊主のようなもの、これが白馬浅葱(シロウマアサツキ)です。この地に群生していたことから、この地が葱平と呼ばれるようになったという花なんです。
ショウジョウバカマ。
シナノキンバイ。
葱平のごつごつしたガレ場を過ぎると、また小雪渓、こちらはトラバース。
ここから見る景色も、また素晴らしい~!この小雪渓を過ぎると、いよいよ山頂まであと1時間ちょっと。
これは避難小屋。ここからはお花畑の中を歩きます。
イワベンケイ。
今回楽しみにしていた、ウルップソウ!群生してます!
すばらしいお花畑が続きます。あ~お天気が持ってよかった~。
もう少しで村営白馬岳頂上宿舎。あと少しだ、ゆっくり行こう。と・・・
急に雲行きが怪しくなってきた・・・と思ったら ポツリポツリ降り出しました。そして突風、急激に天気が崩れてきそうです。
慌てて、レインウェア、ザックカバーを取り出し装着。これはゆっくりしていられない。ざあっと降り出す前に宿舎に着かないと・・・。
この時、雷鳥を見つけたんです。でも雨は降ってくるし、風は強いしで写真を撮ることができません。残念ですが先を急ぎます。
朝6時に出発して、途中お昼休憩を取りながらも、6時間半で宿に到着。これまで毎回、コースタイムの2倍近くかかっていた私にしては上出来。
と思っていたら、チェックインをする段になって、あれ?財布がない・・・。ザックを全部ひっくり返しても、見つからない! え~なんで? どこで落としたんだろう・・・。雨が降り出した時かな・・・。
かなり疲れていたのですが、お財布を探さないわけにはいきません。荷物を預かっていただき、レインウェアを取り出したところまで戻ります。
風雨が激しくなる中、小雪渓近くまで戻ります。頭はパニック状態、必死に岩の間を目を皿のようにして探しながら歩いていたら、ようやく岩の間に!見つけた、良かった~。ほっとして疲れた体を引きずって宿に戻ります。
累計標高差2,000m以上、走行時間は9時間におよび、この日はこのままダウン。この日の宿泊客は、私を含めて3人。お疲れさま~で寝ます。
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