旅の最後は、山形は宝珠山立石寺、通称山寺へ。

朝7時半にホテルを出て仙山線山形行で山寺駅へ。宝珠橋から見る雪景色。

さすがに雪が深いです。

駅から歩くこと15分、根本中堂に到着です。山寺は奥の細道で松尾芭蕉が訪れた場所で、
ここで詠まれた有名な句が 「閑さや岩にしみ入る蝉の声」。

雪に埋もれた小さなお地蔵さんたち。

山寺は修行者のお寺、大きな岩の上に必ずと言っていいほど石仏様があります。
ここは860年に清和天皇の勅命で円仁さんが開山したと言われるお寺、円仁さんは比叡山延暦寺の開祖最澄に師事した方で、師と共に天台宗を広めるための東国巡遊から故郷下野国へ。ちなみにこの円仁さん、一日に40km歩いたとか・・・健脚ですね!

山門を過ぎて少し登るとせみ塚、ここから上がぱぁっと開けます。その美しさに思わず歓声がでました。なんて美しいんでしょう!

切り立った崖の上に立つ納経堂。ずるずる滑りながら、転びながら更に上へ。

開山堂の上の展望台から見える景色は、圧巻でした。このまま暫く見ていたい。しかし、過密スケジュールを組んでいるため、予定通り電車に乗らないと今日中に帰れません。

名残惜しみながら帰路へ。この美しい雪景色もこの辺りまでです。山形から奥羽線で福島に、そして東北線で宇都宮まで行き、快速ラビットで戻りました。今度はゆっくり来たい。
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